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優秀な教師の皮を被ったサイコキラーが学園に潜む『悪の教典』【漫画感想】

 

この学校には怪物が棲んでいる。

英語教師の蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしている優秀な教師だった。

だが、この教師には”裏”の顔がある。

問題解決のためならあらゆる手段”殺人”をもじさない異常者だった。

彼の暴走は行き着くところまで行ってしまう。

貴志祐介の同名小説『悪の教典』のコミカライズ作品。全9巻完結済み。

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(出典:『悪の教典』)

 

「悪の教典」の見どころ

サイコキラー・蓮実聖司

英語教師の蓮実聖司はあらゆる面で優れた能力を持っていて生徒や同僚の教師からの信頼も厚いが、過去に赴任していた学校で謎の死が相次ぐなどその経歴には多くの”闇”が見え隠れする。

蓮見は実際には「良い教師、人間」の皮を被った悪魔のような人物だった。

彼は自分の欲望のためなら”殺人”すらも辞さないサイコキラーだった。

今年度、蓮見は二年四組の担任となる。理想のクラス、学園を作るために彼はクラスの生徒たちをターゲットに定めた。

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(出典:『悪の教典』)

 

以上に気づく生徒たち

大半の教師、学生は蓮見の人心掌握術により彼のことを信頼しきっている。

だが、一部の生徒が蓮見の言動・行動に些細な違和感を感じ始め、蓮見の経歴を調べ始める。

そして、蓮見が前に赴任してた学校での”生徒連続自殺事件”に辿り着いてしまった。

蓮見は殺人鬼なのか?だとしたら、次はこのことに気づいてしまった自分たちが危ないかもしれない。

平和に見えていた学園が、悪魔の潜む学園へと変貌する。

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(出典:『悪の教典』)

 

漫画版と小説版の違い

この漫画版も内容としては原作小説と全く同じ流れ・内容で話が進んでいく。

だが、最後の終わり方の部分で漫画版では小説版の終わり方の続きが続編のような形でさらに踏み込んで描かれている。

どちらで読んでも味わえる恐怖をそのままに、十分に面白い内容となっている。

伊藤英明主演で映画化もされているので、そちらを見るのもいいと思う。

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(出典:『悪の教典』)

 

終わりに

漫画版『悪の教典』を紹介した。

いい教師の皮を被ったサイコキラーが学園に潜り込む話。

原作小説『悪の教典』同様の圧倒的な恐怖が最後まで駆け抜ける。

全9巻で完結済み。面白いサスペンス作品でぞくぞくしたい人にはおすすめのマンガである。

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(出典:『悪の教典』)

 

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