中3の春、なにげない毎日を送っていた日比野光は、転校生・一社高蔵との出会いで特殊な能力を開花させる。
使いようによっては殺人も可能な日比野の“力”を、「世の中の間違いを正すために使え」と言う一社。
そんな彼らが踏み出した第一歩、それは「車を運転しながら携帯電話を使っているやつを殺す」こと。
彼らは世界を変えるために立ち上がった。自分たちが正しいと信じて。
全5巻で完結済み。
(出典:『なにかもちがってますか』)
「なにかもちがってますか」のここが面白い
特殊能力に目覚めた少年
一社は、転校初日にクラスの不良に「女みたいだ」とからかわれたことにより机で殴りかかった。
そのときに、初めて日比野は自分の能力に目覚め、机の脚を折る。
彼は二つの空間を入れ替える能力を持っていた。
この能力に気づいた一社は、日比野と共に世直しをすることを計画する。
(出典:『なにかもちがってますか』)
車で運転しながら携帯電話を使っているやつを「殺す」
二人が最初に実行したのは「車で運転しながら携帯電話を使っているやつを殺す」こと。
ルールを守れない人間に制裁を加え、社会から駆逐することを目的とする。
目に付いた、携帯電話を使いながら運転している人間の体内と外の空間を入れ替えることで次々に事故を引き起こしていく。
こうして、彼らの危険な世直しが始まった。
(出典:『なにかもちがってますか』)
バカタレントってやつを全員殺す
第一の計画を実行後に二人が目をつけたのはテレビに出ている「バカタレント」たち。
テレビでバカを売りにしているバカタレントってやつを全員殺す。
学校でダメだった”バカ”たちは後の人生で破綻する確率が高い。
だが、バカ全員を殺した気持ちはあるのだが、現実では難しい。
そこで、バカでも幸せに暮らしていけるとの幻想や勘違いの幻想を断とうとこの計画を思いついた。
彼らは、第二の計画もまた実行に移そうとする。
(出典:『なにかもちがってますか』)
終わりに
というわけで『なにかもちがってますか』を紹介した。
特殊な力で世直しをしようとする少年たちを描いた作品。彼かはなにか”ま”ちがっているのだろうか。
一社の思想や計画がいちいちユニークで面白い。
全5巻で完結済み。
少し過激気味な”厨二病”を味わいたい人にはおすすめの漫画となっている。
(出典:『なにかもちがってますか』)
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