松田ユウヤはある夜、同級生の若槻ナオトが殺人を犯した帰り道に遭遇する。
陰惨ないじめの標的になっていた若槻は、追い詰められ相手を殺してしまったのだった。
ユウヤはナオトが10月1日に自殺することを知っていた。
今までいじめを見て見ぬふりをしてきた罪悪感から、ユウヤは彼と一緒に逃げて、自殺を阻止することを決意をする。
少年二人の逃避行の果てに、衝撃の真実が待ち受けていた。
人気ミステリー小説家、乙一氏原作のミステリー漫画。
全1巻で完結済み。
(出典:『山羊座の友人』)
「山羊座の友人」のここが面白い
松田ユウヤの日常
松田ユウヤは、ただの普通の高校生だった。
休み時間にはこっそりと学校を抜け出し買い食いをして、女友達もいる。
学校ではひどいいじめがあったが、自分がターゲットにならないように無視をする。
ささやかな、高校生活を壊さないことだけを目標として生活していた。
(出典:『山羊座の友人』)
人殺しをした帰りの同級生
そんなユウヤがある日、コンビニで漫画雑誌を買った帰りに血のついた金属バットを持った同級生と遭遇した。
彼はいじめのターゲットとなっていた若槻ナオトで、いじめをしていた相手を殴り殺したという。
(出典:『山羊座の友人』)
ユウヤは未来からきた新聞で、ナオトが1週間後に警察署の取り調べの最中に自殺することを知っていた。
ナオトを助けるためにユウヤは彼と逃走をすることを決意した。
(出典:『山羊座の友人』)
未来から新聞
ユウヤの部屋のベランダにはよく漂流物が届いてくる。
部屋の位置が風の通り道になっているためだ。
毎朝、大量の落ち葉が引っかかっていて、それ以外にも洗濯物や古雑誌、見たこともない文字で書かれたノートから賞味期限が200年前のスナック菓子の袋まで理解不能なものまで流れ着く。
そんな中に、未来の新聞の切れ端があった。
そこには、いじめをしていた男を撲殺した犯人が、自殺をしたと書かれていた。
(出典:『山羊座の友人』)
終わりに
というわけで、『山羊座の友人』を紹介した。
乙一氏原作の作品。
ミステリー小説をそのまま漫画にしたような内容で、物語の中に大きな仕掛けが存在する。
全1巻で完結済み。
少し苦すぎる青春ミステリーを味わいたい人にはおすすめの作品となっている。
(出典:『山羊座の友人』)
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