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高校生の由紀夫には父親が四人いる『オー!ファーザー』【小説感想】

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高校生の由紀夫には父親が四人いる。

ギャンブル好き、女好き、博学卓識、スポーツ万能とそれぞれ個性的な父親たち。

母親は一人だけ。

そんな変わった家庭に生まれた由紀夫は、普通の高校生活を送りながらも様々な事件に巻き込まれてしまう。

知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。

関係のなさそうだったそれぞれの事件は、まさかの展開で一つに収束する。

伊坂幸太郎による小説となっている。

 

「オー!ファーザー」のここが面白い

父親が四人の異常な家族

高校生の由紀夫は6人家族で生活している。

息子1人、母親1人、父親4人の構成。

なぜこんなわけのわからないことになったかと言うと、結婚前に母親が四股をしていたからである。

そして、由紀夫を身ごもり、そのまま4人の彼氏と結婚してしまった。

由紀夫のDNA上の父親は誰だかは調べていないのでわかっていない。

父親たちは全員由紀夫を本当の息子だと思って溺愛している。

小さい頃からこの環境で育ったので、由紀夫は家庭はこういうものだと受け入れて生活をしている。

 

個性的な父親たち

父親は皆、個性的。

ギャンブル好きもいれば、女好きもいる。博識な大学教授もいて、スポーツ万能な父親もいる。

由紀夫やこの4人に育てられて、それぞれの良いところを少しづつ受け入れて、優秀な子として育っていった。

家にある麻雀卓を皆で囲うほどに中は良好。

全員が同じ家に住み、この5人を統率する母を中心として由紀夫の一家は構成されている。

 

周りで巻き起こっていく事件の数々

彼は試験のために勉強したりとする、普通の高校生活を送っていた。

お節介な女友達に家庭の秘密がばれて以来、つきまとわれて、共に行動することが増える。

そんな中で、不登校の野球部員を学校に来るように説得してみたり、友達が悪い人たちに絡まれてそれに巻き込まれたり、鞄のすり替え事件を目撃したりと、ちょっとした非日常な事件に遭遇する機会が増えていく。

それらはだんだんと由紀夫の日常を脅かすほどに増幅していく。

そして、この関係ないはずの事件がとんでもない形でひとつの物語に収束していく。

 

終わりに

というわけで、「オー!ファーザー」を紹介した。

四人の父親がいる不思議な一家の息子が様々な事件に巻き込まれていく話。

父親たちもまた、事件に深く関わることになる。

伊坂幸太郎による小説。

どんな方向にいくかわからない展開の物語を楽しみたい人にはおすすめの作品となっている。

 

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