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隣人が”人を喰らう化物”かもしれない...『東京喰種 -トーキョーグール-』【漫画感想】

 

人の形をしながら人とは異なる生き物「喰種(グール)」。

彼らの唯一の食料は”人間”人を食べないと自信が生き残ることができない生き物だった。人間社会に静かに潜み、人を狩る。

「喰種」と人間側の「喰種捜査官」との戦いが描かれたダークファンタジー漫画。

生きたい「喰種」と守りたい「人間」。切ない運命の物語が心に響く。

激しくて迫力満点のアクションシーンも魅力の漫画となっている。

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(出典:『東京喰種 -トーキョーグール-』)

 

「東京喰種 -トーキョーグール-」のここが面白い

人を喰う化物・喰種

「喰種(グール)」は人間と全く同じ容姿をして、心を持ち、人間社会に混じって仕事や勉学に勤しむ。

人とも普通に会話をして、その正体をひた隠しにしている。

その正体が発覚するのは、彼らが”食料”として”人間”を襲ったとき。

牙を向けられて初めて、昨日まで仲の良かった隣人が人ではない化物だと気づくのである。

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(出典:『東京喰種 -トーキョーグール-』)

”喰種”を狩る人間・喰種捜査官

人間側もただ”喰種”に狩られているだけではない。

「喰種捜査官」という”喰種”専門に捜査する組織を作り、人間社会に溶け込んだ”喰種”たちの正体を暴いていく。

見つかってしまった”喰種”たちはただお縄にかかるわけではなく、「喰種捜査官」たちに立ち向かってくる。

お互いの武器を手に取り、自分や大切な人の命を守るための闘いを繰り広げる。

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(出典:『東京喰種 -トーキョーグール-』)

 

人と喰種の間の存在・金木研

『東京喰種 -トーキョーグール-』 の主人公の金木研は元々人間だったが、”喰種”の臓器を移植されてしまったことによって”喰種”へと後天的に変化してしまった者。

人を食べないと死んでしまう体となりながらも人を食べることができずに苦しんでいくことになる。

人と喰種の対立する両者の気持ちがわかる存在として、両者の間に入って戦っていくことになってしまう。

彼の葛藤や導き出す結論は要必見。

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(出典:『東京喰種 -トーキョーグール-』)

 

終わりに

人と喰種との闘いを描いた作品『東京喰種 -トーキョーグール-』。

バトル・アクションシーンの迫力もすごいが、ただのバトル漫画ではなく、人々や喰種たちの葛藤も心動かされる作品。

ここぞというときの絵も魅力的。

お互いを殲滅しようとする者たちのどちらが勝利するのか、最後まで目を離すことができないダークファンタジー漫画となっている。

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(出典:『東京喰種 -トーキョーグール-』)

 

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