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友情は崩壊し、誰も信じられない疑心暗鬼へと陥っていく「トモダチ」たち『トモダチゲーム』【漫画感想】

 

高校生の友一は4人の”トモダチ”と共に借金返済のためのゲームに参加させられることになった。

友一たち5人の中に自分たちを売って、ゲームに申し込んだ”裏切り者”がいる。

そんな状況下で、”友情”を信じ切れるかがゲームで問われる。

主人公たち登場人物の性格などが変化がすごい作品。 

勝つためには”友達”を決して疑ってはいけないのだ。

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(出典:『トモダチゲーム』)

 

「トモダチゲーム」のここが面白い

仲の良い「トモダチ」5人組

高校2年生の友一には、仲のいい「トモダチ」が4人いる。

「四部 誠」学級委員長でスポーツ万能、家が金持ちとスペックは完璧。ただ、少し天然で口が悪いが憎めないやつではある。

「沢良宜 志法」クラスの副委員長。警察官の父親に育てられた影響で曲がった事が大っ嫌いで喧嘩も強い。色々と頼りがいがある。

「美笠 天智」学年トップの秀才。勉強ができるだけでなく、コミュニケーション能力も高い。同級生や大人も含めて彼のことを悪く言うやつはいない。

「心木 ゆとり」口数が少なく優しい娘だが、アニメとかが好き。元いじめられっ子。

それに友一を加えた5人で仲良く高校生活を送っていた。

しかし、この「トモダチ」関係は、「トモダチゲーム」によって崩れていくことになる。

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(出典:『トモダチゲーム』)

 

目を覚ました時には...

友一は手紙によって23時に校門前に呼び出された。

その場に行くとそこには「トモダチ」たちの姿があったのだが、彼らは謎のものたちによって拉致されてしまう。

目を覚ました彼らは、周りに何もない謎の部屋へと入れられていた。

そして、ゲームマスターの”マナブくん”により、「トモダチゲーム」への参加を告げられる。

彼らは、「トモダチ」の誰かが背負った2000万円の借金を肩代わりさせられるためにゲームに参加させられていた。

一人当たり400万円の借金。

高校生では到底返しきることができない膨大な借金を負わされていたのだ。

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(出典:『トモダチゲーム』)

 

トモダチを疑ってはいけない

ゲームを攻略していけば、この借金の額は減っていく。

借金を返すには、ゲームをクリアするしかない。

彼らは、金をかけた様々なゲームへと挑戦していくことになる。

ゲーム攻略の鍵は、「友達を疑わないこと」

しかし、この5人の中には確実に友一たちに借金を負わせた「裏切りもの」がいる。

二つの相反することを突きつけられた彼らは、徐々にトモダチたちを疑い始めて、友人関係は崩壊していくことになってしまう。

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(出典:『トモダチゲーム』)

 

終わりに

「トモダチ」たちがその友情を試されるゲームに参加させられる物語『トモダチゲーム』。

ゲームを進めていく中で、友情は崩壊し、誰も信じられない疑心暗鬼へと落ちいていってしまう。

また、物語が進んでいくにつれて、彼ら5人に隠された秘密が明らかになっていく。

「裏切り者」は誰だ?隣にいるやつのことをまだ「トモダチ」だと言えるのか?

極限状態で友情が試される物語を読んでみたい人にはおすすめの漫画となっている。

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(出典:『トモダチゲーム』)

 

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