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「死ね この雑菌がアアア!」細胞擬人化漫画『はたらく細胞』【漫画感想】

 

 世界初(?)細胞擬人化漫画の「はたらく細胞」。人間一人当たりに60兆個もある多種多様な細胞達。そんな彼らの日常を漫画化したのがこの作品である。細胞達は不眠不休で24時間365日働き続ける。

 特段と何も起きない日常があれば、トラブル続きの大変な日もあり。細菌、擦り傷、花粉症、インフルエンザetc...と、人体に迫り来る脅威と戦っていく。細胞に関する専門知識も詳しく書いてあり、専門知識も学べてしまう。感動あり、笑いありで、楽しみながら細胞のことも学べちゃう作品である。

 

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(出典:『はたらく細胞』)

魅力的なキャラクター達

 人体には様々な種類の細胞がいる。そんな細胞達をクール&ビューティーに擬人化しているところがこの作品の魅力の一つである。

 表紙にもなっているメインキャラの赤血球と白血球はもちろん、

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(出典:『はたらく細胞』)

 ちびっこ軍団の血小板、

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(出典:『はたらく細胞』)

 完全にジョジョな、いかついT細胞、

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(出典:『はたらく細胞』)

 お嬢様なマクロファージ等である。

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(出典:『はたらく細胞』)

 どの細胞も見た目もいいが、キャラも立っていて、ストーリーに一躍かっている。 

激しく、過激なバトルシーン

 この作品のもう一つの魅力は、バトルシーンにある。体内に侵入した細菌・ウイルスや、発生したがん細胞を、それらを駆除する役割を持った白血球が駆除していくのだが、それらのシーンがとにかく激しくて、過激である。

 ウイルスを潰せば血(?)がでるし、

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(出典:『はたらく細胞』)

罵詈雑言も飛び交う。

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(出典:『はたらく細胞』)

 

「死ね この雑菌がアアア!」

  

 バトルシーンがとにかく激しくて、過激なのである。

 

 基本的に一つ一つの話が独立した、読み切りタイプの漫画なので隙間時間にも読みやすいかもしれない。個人的にお気に入りなのは花粉症のお話。スギ花粉到来時の世紀末感がすごい。ステロイドは強すぎた(笑)。

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(出典:『はたらく細胞』) 

 2巻の最後には今後の伏線になりそうな終わり方もあって...。面白くて、ためになる「はたらく細胞」、今後どんどんと話題になっていくだろうなと思った。

 

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