「秒速5センチメートル」で有名な映画監督の新海誠監督の作品である「ほしのこえ」をコミカライズしたのが本作である。中学校の同級生でクラスメートのノボルとミカコであったが、あるときからミカコが特殊な任務を得て、地球から宇宙へと飛び立ってしまう。離れ離れになってしまった後もメールを介して二人はやり取りを続けるが、ミカコと地球の距離が離れるにつれてメールの届く時間もどんどんと長くなっていってしまう...。
二人の切ない恋愛を描いた、SFラブストーリー作品である。一巻で完結をしている。
(出典:『ほしのこえ』)
二人のやり取りや心の動きが切なく悲しい...
お互いに思いあっているのに、環境の違いのせいでどんどんとすれ違っていく二人の心理描写がとにかくうまいなと感じた。新海誠監督は人間の心の描写がとにかく上手い監督であるが、その良さをコミカライズするにあたって全く損なっていない。むしろ、話によくあった絵によって、その良さは増幅されているように感じる。
(出典:『ほしのこえ』)
(出典:『ほしのこえ』)
要所要所にある宇宙の描写も美しい。
(出典:『ほしのこえ』)
終わりに
淡々とした物語の中で、切なくなり胸が熱くなってくる。一巻完結漫画の名作の一つ。そんな気分になりたい人はぜひ。 一巻完結だと空き時間にさっと読めるのもいいなと思う。
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