
ヤングマガジンで連載中の平本アキラ作、「監獄学園」がアニメ化をされた。原作を読んでいたファン達の間に、衝撃が走った。「あの、マンガをアニメ化だと...。気でも狂ったのか」。原作を読んだ人やアニメを見た人にならこの気持ちがわかるだろう。「監獄学園」は想像を絶するほど「下品」な作品なのである。
女子1000人:男子5人!! その学園は男(ヤロウ)共にとって天国か地獄か。伝統ある全寮制の女子高・私立八光(はちみつ)学園。このお嬢様学校が本年度から男子を入学させることとなった。しかし入ってきた男子はたったの5人。そのうちの一人、清志は女だらけの環境に胸躍らせていた。その先に驚愕の未来が待っているとは知らずに……。男共の下心がうずきまくる仰天ハイスクールコメディ。
とにかく内容がひどい。◯◯◯や✖️✖️✖️など古今東西のありとあらゆる下ネタが盛りだくさんな内容なのである。
(出典:『監獄学園』)
男(ヤロウ)どもの餌食になっていろいろなことをされてしまう、女の子達もじつにかわいらしい。
(出典:『監獄学園』)
愛と笑いが混じり合った、セクシーなコメディーコミックが「監獄学園」である。そんな「監獄学園」をアニメ化した男達の戦いを描いたのが、「アニメ監獄学園を創った男たち」 である。
それは実現不可能と言われたプロジェクトだった(放送的に)
(出典:『アニメ監獄学園を創った男たち』)
全体の流れとしては、「監獄学園」のアニメ決定までのプロセスやアニメ制作の過程が、水島努監督を中心に描かれている。また、登場してくる人物達に注目をした回もある。撮影秘話から苦労話や、TV局がそのアニメのが放送できるかのチェックをする「考査」に引っかかりまくった話し、原作者ともめた「パンツの色」問題まで様々な撮影の裏話が描かれている。
(出典:『アニメ監獄学園を創った男たち』)
全体としてコメディータッチな感じではある。原作の再現とテレビの限界の狭間で戦った男達がそこにはいた。
(出典:『アニメ監獄学園を創った男たち』)
製作陣だけじゃない!演者だって熱い男(ヤロウ)だった!!
声優として撮影に参加した男たちをピックアップした回もある。主人公のキヨシ役を演じた神谷浩志や、
(出典:『アニメ監獄学園を創った男たち』)
ガクを演じた小西克幸、アンドレを演じた興津和幸など。
(出典:『アニメ監獄学園を創った男たち』)
他にも、「鈴村健一」や「浪川大輔」がでてくる。誰もが熱い魂をもって「監獄学園」の撮影に取り組んでいたことがわかる。全員キャラがめちゃくちゃ濃い。それぞれの声優ファンもぜひ読むべし。
というわけで、「アニメ監獄学園を創った男たち」を紹介した。「監獄学園」が好きな人、アニメ制作の裏話しを聞きたい人、これから見る・読む予定の人にオススメの本となっている。
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