
「酔って転んで男に抱えて貰うのは25歳までだろ 30代は自分で立ち上がれ もう女の子じゃないんだよ?おたくら」(出典:『東京タラレバ娘』)
一部界隈の人には「ホラーマンガ」なんて言われてしまってもいる(笑)結婚できない、いわゆる「行き遅れ」のアラサー女子をいじり倒したのが本作『タラレバ女子』である。
『かくかくしかじか』『海月姫』などヒット作をあげればきりがない漫画家、東村アキコによる漫画で現在4巻まで刊行され、「マンガ大賞2016」にもノミネートされている。 愛と涙と笑いに溢れた作品になっている。
(出典:『東京タラレバ娘』)
「タラレバ女子」三人組
『東京タラレバ娘』では、高校からのときからの親友で33歳の独身女子三人組がメインキャラとなっている。
(出典:『東京タラレバ娘』)
三人とも結婚したいができず、「あのときこうだっタラ」「あのときこうしてさえいレバ」なんて言っているうちにいつのまにか、30を超えてしまった「タラレバ女子」なのである。仲のいい三人だが、三人ともそれぞれ恋愛をしていくが、本人たちの意図しない、ひどい方向へと進んでいってしまう。
(出典:『東京タラレバ娘』)
独身女子への扱いがとにかくひどい
もはや、作者の悪意のような何かを感じる(笑)とにかく「タラレバ女子」の扱いがひどいのだ。「あんたらの歳だとチャンスがピンチ」だとか「アラサーは呪いも魔術も使える」とかさんざんな言われようである。これが独身アラサー女子の現実なのか!?
(出典:『東京タラレバ娘』)
もう一つの「タラレバ」コンビ
主人公の妄想のなかで「タラの白子」と「レバー」を模したキャラも出てくる。ここれも「タラレバ」コンビである。
(出典:『東京タラレバ娘』)
彼らも、ファンシーな見た目に反して実は口が悪い。彼らもアラサー独身女子を追い詰めていく。
(出典:『東京タラレバ娘』)
恋愛要素もあり。彼女らは救われるのか?
コミカルな部分が多いが恋愛要素もある。彼女らは幸せになれるんだろうか?彼女らにとっての幸せとは?と「結婚」とともに「幸せ」も一つのテーマとなっている。
(出典:『東京タラレバ娘』)
ちなみにアラサー独身男子も笑えない人がいるとの情報あり。読む人にとっては劇薬ともなりうる愛と笑いがあふれる作品になっている。
僕はめちゃくちゃ笑いまくったが、もしかしたらこの作品を笑いながら読めなくなる日が来るのか...?とちょっとだけ怖くもなった。あなたは笑って読めるかどうか、手にとって確かめてみよう。
(出典:『東京タラレバ娘』)
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