
中学生で将棋のプロになった桐山零は将棋界期待の若手ホープである。
「彼は将来「名人」になる」
将棋を知る誰もが零に期待をよせていた。
しかし、その少年は幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。
この漫画は、そんな少年がすべてを取り戻そうと格闘していくストーリーである。
将棋の棋士・桐山零の闘いと成長の日々を描く作品。
強さ、弱さ、優しさ、悲しさ。闘う者達の全てがこの作品には詰まっている。
愛を知らない零が愛されることで少しずつ自分の心を開いていく。
「マンガ大賞2011」第1位を取った作品。
「喜怒哀楽」人間の感情に訴えかけてくる胸熱くなる傑作。
将棋に興味がない人にもぜひ読んでほしい。
(出典:『3月のライオン』)
「3月のライオン」の見どころ
桐山零
桐山零は中学生で将棋の世界でプロとなった天才中の天才。
中学生でプロになれた棋士は十人にも満たない。
そして、その全員が将棋界で偉大な成果を残してる。
しかし、零は順風満帆な人生を送ってきたわけではない。
幼い頃に事故で家族を全員失っていた。
「家も無い」「家族も無い」「学校に行って無い」「友達も居無い」
『3月のライオン』ではそんな零が将棋で戦い、勝っていくことで失ったもの一つ一つを取り戻していく。
(出典:『3月のライオン』)
将棋のシーン
『3月のライオン』は将棋漫画である。
将棋の対局シーンは数多く登場する。
将棋棋士の先崎学さんが監修しており、棋譜も実際にプロの対局で出てきそうな内容になっているとのこと。
迫力ある対局が棋士の心理描写を追いながら描かれている。
(出典:『3月のライオン』)
登場する棋士たち
登場する棋士たちもかなりキャラが濃い。
零と対局をしたり一緒に練習・検討をしたりとするが全員が一癖ある人物たちである。
この漫画では零以外でも多くの棋士にスポットライトが当てられ、その人生を振り返るような話が多くある。
それらもまた面白く、感情が揺さぶられる。
(出典:『3月のライオン』)
川本家の人々
『3月のライオン』での重要人物に川本家の人々がいる。
川本家はあかり・ひな・ももの3姉妹とおじいちゃんの家族。
「三日月堂」という名の和菓子屋を経営している。
川本家の人々は基本的に将棋を指さないが零と一緒にご飯を食べることが多く、零の人生における心の支えとなっている。
(出典:『3月のライオン』)
終わりに
というわけで『三月のライオン』を紹介した。
天才棋士・桐山零を中心とした物語。
その闘いの日々とそれを支える人々・ライバルたちに焦点が当てられる。
将棋が好きでもそうでなくても面白いと感じる漫画。
万人にオススメできる傑作である。
(出典:『3月のライオン』)
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