
『監禁探偵』の主人公の山根亮太(25)はコンビニのアルバイトである。
ちゃんとした大学をでて一時は就職もしていたが現在はフリーターまで落ちてしまった。
...というのが山根の「表」の顔だが誰にも見せない「裏」の顔がある。
山根は働くコンビニの常連である里美玲奈(24)をストーカーしていた。
マンションの部屋も里美玲奈の部屋があるマンションの向かいで日々の生活を盗撮する。
そしてストーカー行為がエスカレートしていき、ある日下着を盗もうとベランダから忍び込んだ。
(出典:『監禁探偵』)
そのとき里美家の窓が開いていることに気がついた。
窓から忍び込むとそこには血まみれになって息絶えていた里美玲奈がいた。
自分はやっていない。
しかし、ストーカー行為も含めて状況から疑われることは必須。
部屋には指紋も残してしまった。
この漫画では山根が自分への疑いを晴らすべく奮闘をする。
『監禁探偵』は2巻まででてくるが各巻の話は完全に独立している。
山根もこの巻にしかでてこない。
その意味で1巻完結の作品が2冊出ていると言えるだろう。
大ヒットゲーム「かまいたちの夜」の我孫子武丸が原作を手掛けた作品で実写映画化もされている。
本格ミステリー小説にも劣らない謎解きの過程が美しいミステリー作品。
(出典:『監禁探偵』)
「監禁探偵」の見どころ
監禁探偵・アカネ
この漫画のタイトルは『監禁探偵』だが、探偵役は山根ではない。
ストーカー行為以外にも山根はもう一つの犯罪をしていた。
「少女監禁」
(出典:『監禁探偵』)
酒に酔った勢いで道端で声をかけた少女・アカネを部屋に連れ込み暴行を働く。
そのまま部屋に手錠で繋ぎ監禁をしていたところで事件が起きてしまった。
混乱していた山根はこの監禁していた少女に事件の全てを相談した。
この少女が切れ者だった。
自由を奪われた状態で、山根に的確なアドバイスをしていく。
監禁探偵とは「監禁された状況の探偵」であるこの少女・アカネのことを示している。
(出典:『監禁探偵』)
犯人は誰だ?
この漫画は殺人事件を解決していく推理物であり、犯人の正体が一番の謎となる。
調査していく中で何人もの容疑者が浮かび上がってくる。
犯人は誰だ?
事件は何度もどんでん返しを繰り返しハラハラとドキドキが止まらない。
最後まで読むと巧みに張られた伏線に驚愕することになるだろう。
(出典:『監禁探偵』)
終わりに
というわけで『監禁探偵』を紹介した。
監禁された少女が探偵をする「かまいたちの夜」の我孫子武丸による作品。
短い漫画であるにも関わらず実写映画化された異例も漫画。
ミステリー作品としては極めて出来の良い綺麗にまとまった作品となっている。
2巻まででているが、2巻では全く別の話が描かれる。
ハラハラ・ドキドキする緊迫感溢れるミステリー作品を読みたい人にはおすすめの漫画である。
(出典:『監禁探偵』)
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