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人を喰う種族と人間の格闘の物語『東京喰種トーキョーグール[JACK]』【一巻完結】【漫画感想】

 

東京13区ーー

ーーこの世界で人はひとつの”畏れ”と背中合わせにある

ーーヒトの姿でありながら ヒトの死肉を貪る異形の存在ーー

人はそれをーー

”喰種(グール)”と呼ぶ

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(出典:『東京喰種トーキョーグール[JACK]』)

本編『東京喰種トーキョーグール 』の番外編として描かれる一巻完結の作品。

不良高校生の富良太志は、友人が巻き込まれた事件を追うために、若き日のエース捜査官・有馬貴将と共に、喰種「ランタン」を追うが。

エース捜査官・有馬貴将と、7区上等捜査官・富良太志が出会うきっかけになったエピソード。

人間しか食糧にできない喰種と、普通の人間の戦いを描く。

勧善懲悪ではなく、喰種も助けたくなってしまう。

誰も悪くないが、何が正解なのかわからない。 そんな、考えさせられる物語。

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(出典:『東京喰種トーキョーグール[JACK]』)

 

「東京喰種トーキョーグール[JACK]」に関する記事はこちら

喰種(グール)

喰種は人間を食料とするものたち。

人間とは姿形が全く同じで見分けることが極めて難しい。

唯一の外見的な違いは体内から赫子(かぐね)と呼ばれる攻撃器官を生成できること。

この赫子を使って人間を狩る。

人間側は彼らに殺されないために、喰種を専門に捜査する「喰種捜査官」を組織するなどと抵抗するが、喰種側も人間を食べないと生き残れないのでこちらも必死に抗う。

『東京喰種』は本編も番外編もこの人間対喰種の戦いが描かれている

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(出典:『東京喰種トーキョーグール[JACK]』)

 

有馬貴将と富良太志

本編にも登場をする喰種捜査官の有馬貴将と富良太志の高校時代のエピソードが描かれている。

不良少年の富良太志はある日、なんの前触れもなく友人たちが喰種に襲われている現場に遭遇してしまった。

友人たちの多くが殺され、自分にも手がかかろうとしたそのとき、高校生でありながら現役の喰種捜査官の有馬貴将によって助けられた。

彼らを襲ったガボチャのお面をかぶった喰種は「ランタン」と呼ばれる。

友人の復讐を果たすために有馬と手を組んで「ランタン」を追うことになった。

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(出典:『東京喰種トーキョーグール[JACK]』)

 

喰種捜査官・有馬貴将

本編でも最強の喰種捜査官として登場する有馬貴将は高校時代から既にその才能を存分に発揮していた。

赫子から作られる「クインケ」を駆使して喰種たちと格闘する。

彼との出会いから大きな影響を受けて富良太志も喰種捜査官としての道を歩んでいくことになる。

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(出典:『東京喰種トーキョーグール[JACK]』)

 

終わりに

というわけで『東京喰種トーキョーグール[JACK]』を紹介した。

本編『東京喰種トーキョーグール 』の番外編として描かれる物語で若き頃の有馬貴将と富良太志の二人の話が描かれる。

人間と喰種それぞれに葛藤があり、物語は考えさせられるエンディングを迎える。

本編を読んでなくても十分に理解できて面白いダークファンタジーの作品。

これから本編に入ってもいいと思う。

人間と喰種のどちらの味方もしたくなってくる物語だ。

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(出典:『東京喰種トーキョーグール[JACK]』)

 

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