
高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。
そこには、10年後の自分から今の自分への"後悔"がつづられていた。
東京から転校してきて仲良くなった友人の成瀬翔。
彼は今年の冬に死んでしまうらしい。
彼を救えたのではないか?10年後の未来の自分はこの消えない後悔を持ったままで生きている。
手紙には彼を救うために「毎日」やるべきことが書かれていた。菜穂は翔の命を救えるのか?
SFと恋愛の要素が混ざった漫画で全5巻完結済み。アニメ化、実写映画化もされた。
(出典:『orange』)
「orange」の見どころ
未来の”自分”からのお願い
26歳になった私には、後悔している事がたくさんあります。
この手紙を書いたのは、16歳の私にこの後悔を一生残してほしくないからです。
10年後の今、翔はここにいません。
大切なものを失わないで
翔のことをしっかり見ていてあげて下さい。
(出典:『orange』)
10年後からの手紙には今の自分への数多くの指令が書かれているが、それらは全て翔の命を救うことを目的としている。
「お弁当を作って渡してほしい」といった小さなものを始めとし、毎日こなすべき数多くの”お願い”が書かれている。
菜穂はこれらの”お願い”を達成すべく、日々健闘していくことになる。
(出典:『orange』)
仲間たち
菜穂と翔は、主に6人で行動している。
高校2年生のときは何をするにも主にこのメンバーで行動をしているが、冬になって翔が欠けてしまうことになる。
10年後では菜穂だけでなく、それぞれが自分なりの後悔を抱えることになってしまう。
全員が何とかこの後悔を消したいと思って行動をし、過去の菜穂への手紙といった形で動き始めた。
(出典:『orange』)
タイムパラドックス
翔の死には謎が残る。
死因としては交通事故だったが、翔の死ぬ以前の行動から自殺だったのでは?と皆が疑っていた。
未来の菜穂たちは過去を変えようと目論むが、本当に過去は変えられるのか?
過去が変われば未来の自分がいなくなるタイムパラドックスが発生せる。
手紙は唐突に家に届くがこの手紙がどんな経緯で届いたのかも物語が進むにつれて徐々に明かされていく。
(出典:『orange』)
終わりに
というわけで『orange』を紹介した。
10年後の未来から手紙が届き、過去の後悔を消そうと奮闘する話。
恋愛とSFの要素が混じりあったストーリーで全5巻で完結済み。
長すぎず、短すぎずに綺麗にまとまった物語となっている。
(出典:『orange』)
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