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シンドバッドが「王」になるまでの物語『マギ シンドバッドの冒険』【漫画感想】

 

シンドバッドの伝説...

それは七つの海を越え七つの迷宮を攻略し、一国の王となった男の物語...

人々は彼を羨望と畏敬をもってこう呼んだ...七海の覇王と!!

 

大人気コミック『マギ』の前章作品。

主人公は本編でも活躍し「七海の覇王」の異名を持つシンドバッド。

彼がこの異名を手にするまでの物語が語られる。

本編の30年前の物語で、本編にも登場する様々なキャラクターの過去も描かれている。スピンオフ作品として優秀なのはもちろん、独立したストーリーとしても十分すぎるほどに面白い。

魔法の存在する世界でのシンドバッドの冒険譚が紡がれる。

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(出典:『マギ シンドバッドの冒険』)

 

「マギ シンドバッドの冒険」のここが面白い

シンドバッドの祖国での物語

『マギ シンドバッドの冒険』はシンドバッドが3歳のときから物語が始まる。

シンドバッドは国の英雄の兵士の父・バドルと母・エズラの間に生まれた。

父・バドルは戦争にて多くの戦果を挙げるが国から渡される恩賞は決して受け取らない。皆から変わり者として扱われている。

シンドバッドはそんな父によって育てられたが、幼少期からもっている不思議な力の片鱗を見せる。

もしかしたらこの子は世界を変える男かもしれないと3歳のときにすでに期待されていた。

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(出典:『マギ シンドバッドの冒険』)

 

「マギ」の世界観

「マギ」は魔法があり王がいる世界での国同士の争いを描いた物語となっている。

一般人は魔法を使うことができない。だが、「迷宮(ダンジョン)」と呼ばれる不思議な建物内での困難な試練に打ち勝つと、王の資質があるとみなされ魔法の力を行使することができるようになる。

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(出典:『マギ シンドバッドの冒険』)

14歳になったシンドバッドはこの「迷宮(ダンジョン)」に挑むことを決意した。 

世界を変え得る力を手にし、実際に世界を変革させるためにシンドバッドの長い戦いの日々の火蓋が落とされた。

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(出典:『マギ シンドバッドの冒険』)

 

本編にも登場するキャラクターたちの過去

この漫画は本編のスピンオフ作品であり前日談であるため、もちろん本編と物語は繋がっている。

シンドバッド、ドラコーン、ユナン、ヒナホホなどが過去の姿が見ることができる。

八人将がいかにしてシンドバッドの部下になったのか、シンドバッドがどうやって迷宮を攻略していくのか、本編にも登場する人物たちと共に物語は進んで行く。

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(出典:『マギ シンドバッドの冒険』)

 

終わりに

というわけで、『マギ シンドバッドの冒険』を紹介した。

魔法があり、王がいる世界での国同士の覇権を取り合う物語。その中で登場するシンドバッドの過去を追いながらストーリーは進んで行く。

外伝としたはもちろん、独立した漫画としても十分に面白い作品となっている。

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(出典:『マギ シンドバッドの冒険』)

 

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