
ホリエモン、LINE元CEO、ミクシィ元CEO、ユーグレナ社長、ガンホー創業者など時代の最先端をゆくCEO10人がみずからの本棚から愛読書を公開したのがこの『新世代CEOの本棚』である。
最新ビジネス書から理系書、歴史書にマンガまで彼らが成功を手にするまでに読んだおすすめの本がまとめてある。
誰もが知ってる有名な本やマイナーな本まで何でも含まれている。
本選びの参考になる「本」となっている。
「新世代CEOの本棚」のここが面白い
新世代CEOのメンバー
この本では10人の現CEOや元CEOが本の紹介をしているが、全員が何かしらの事業で成功を収めたメンバーとなっている。
ライブドア元CEOの堀江貴文氏、LINE元CEOの森川亮氏、ミクシィを再生させた元CEOの朝倉祐介氏、ミドリムシで世界を救おうを目論むユーグレナ社長の出雲充氏、ソフトバンクの社長、孫正義氏の弟で「パズドラ」で有名なガンホーの創業者の孫泰蔵氏など成功を収めた企業のトップたちが名を連ねる。
彼らがどんな本から学び、どのように読書をし、どのように成功を収めたかの道のりがそれぞれによって語られる。
ユーグレナ社長・出雲充氏の場合
ミドリムシは栄養価に優れて、さらにバイオ燃料にもなるかもしてないという、世界の「食糧・栄養問題」「地球温暖化問題」そして「エネルギー問題」を一気に解決する可能性のある将来性を期待された生物である。
詳しいことは『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』に書いてる。
ユーグレナはそんなミドリムシを世界で初めて大量に培養することに成功した企業で出雲氏はユーグレナの社長である。
出雲氏は月に30冊以上の本を読む読書家。
ヤマト運輸社長による『小倉昌男 経営学』、日清食品創業者による『魔法のラーメン発明物語』、リコー創業者による『茨と虹と』などを繰り返し読んでいると言う。
ユーグレナを経営するにあたってもうだめだと思った経験は何度もあるそうだが、これらの本を読んで、「もっと苦労している人たちがいる。自分の苦労なんて大したことがないぞ」と思い頑張っているとか。
こうした本を読んで力を取り戻している。
それ以外にもユーグレナの構想を考えるきっかけとなった本についてや、本を選ぶ方法についても語っている。
共通しておすすめしている本
『新世代CEOの棚』では10人のCEOがそれぞれ自分の好きな本をおすすめしているが、これらの取り上げられる本が共通していることがある。
何人かによって紹介されている本に『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』がある。
アメリカで大成功を収めた起業家によって書かれた本で、ベンチャー企業にとっては参考になる点が多いとか。
どのCEOも会社の規模が小さく、これから伸ばしていこうとの時期を経験している。
そのときにこの本が大いに参考になったとのこと。
このように全く違った業種の別のCEOが同じ本を進めていることがあって面白い。
終わりに
というわけで、『新世代CEOの本棚』を紹介した。
最先端をゆくCEO10人がみずからの本棚から愛読書を公開した本である。
それぞれが好きに自分のおすすめの本や読書術について語っている。
それぞれの経営者に興味のある人や、何か読む本を探している人にはおすすめである。
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