アニメ化やドラマ化された『ワカコ酒』の作者、新久千映による一人飲みに関するエッセイコミック。
『ワカコ酒』は女性の一人飲みを題材にしたフィクションの漫画であるが、この作品は実際に作者の住んでいる広島を舞台として、本人が通っているお店や飲み方について語ったノンフィクションの漫画である。
お酒が大好きな作者は、いかにしてお店を選び一人飲みしているのか?
全編フルカラーで読める、楽しくて勉強になる豪華な漫画となっている。
全1巻。
(出典:『新久千映の一人さまよい酒』)
「新久千映の一人さまよい酒」のここが面白い
新久千映のお店の選び方
まず、この漫画に描かれているのは新久さんの一人飲みする際のお酒の選び方。
一人飲みで初めてのお店に入るには中々勇気のいることだが、そこは新久さんも同じとのこと。
気になる店があれば、その前を何度も通って断片的な情報を集めるとか。
そして、行きたい気持ちが閾値を超えた段階でお店に入るとのこと。
のれんはググるな、くぐるんだ。
といった名言も登場する。
(出典:『新久千映の一人さまよい酒』)
二日酔いの対処法
お酒と言えば「二日酔い」がつきもの。
そんなときの、新久さん流の二日酔いの対策法も書かれている。
薬に頼ることもあるそうだが、まずはとにかく水を飲むこと。
これで、つらさがぜんぜん違うとのこと。
そして、気持ちが悪いけど何か食べたいときは「辛ラーメン」などの辛い食べ物。
これで一気にお酒を抜いていくとのこと。
(出典:『新久千映の一人さまよい酒』)
ワインに合わせる食べ物の「色の法則」
お酒に関する役立つ知識や豆知識も書いてある。
カウンターで店の人と話す機会が多いようでそのときに、お酒のプロから仕入れた情報を知ることができる。
例えば、ワインに合わせる食べ物の選び方の法則が書かれている。
肉は赤で、魚は白で...などのふわっとした知識はあるのだが、食べ物によってはどっちが合うのかわからないこともある。
そんなときは、調理後の素材の色で考えるといいんだとか。
この法則で大体の食べ物にあったワインが選べるとのこと。
これ以外にもお酒選びに役立つ知識などが書かれている。
(出典:『新久千映の一人さまよい酒』)
終わりに
というわけで、『新久千映の一人さまよい酒』を紹介した。
お酒を愛する漫画家による、一人飲みに関するコミックエッセイ。
広島を舞台として、おすすめのお店の話しから飲み方、店選びの方法などお酒にまつわることなら何でも書いてある。
実践的な知識も書かれているので、お酒好きなら読んで面白いこと間違えない本となっている。
(出典:『新久千映の一人さまよい酒』)
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