
富豪の若き1人娘が不審な事故で死亡して3カ月後、彼女の遊び仲間だった男女4人が、遺族の手で地下シェルターに閉じ込められた。
それは死んだ娘の母親の手によるものだった。
彼女は4人に隠されたとある秘密を暴こうとして、この事件を起こした。
しかし、心当たりのない彼らはこの密室からの脱出を目指す。
密室の恐怖、友人たちへの不信感、そして空虚な時間への苛立ち。
極限状態での彼らは、事件の真相を推理し、恐ろしい真実に気づいてしまう。
密室に閉じ込められた4人組がお互いのことを疑い合うミステリー小説となっている。
「そして扉が閉ざされた」のここが面白い
自殺をした少女・咲子
閉じ込められた4人と死んだ咲子は、過去に5人で旅行に行っていた。
その場においてメンバー間で言い争いが起きて、咲子は真っ赤なアルファロメオで崖から海に飛び降りた。
咲子は変わり果てた姿で引き上げられた。警察の鑑定結果は自殺。
彼女は若くして自らその命を絶った...はずだった。
閉じ込められた4人
咲子の死んだときに同席していた男女4人組。
彼らはそれぞれ彼女の墓参りへと向かい、その前に彼女の実家へと訪れる。
そしてそこで、意識を失った。
彼らが目を覚ますと、そこは咲子の家の別荘の核シェルターの中だった。
4人は咲子の母親の手によって閉じ込められてしまったのだ。
「お前たちが殺した」
密室に閉じ込められてしまった4人組。
部屋の中を探索するとそこには「お前たちが殺した」のメッセージが書かれていた。
咲子の死は自殺だったはずだった。
自分たちの中に咲子を殺した人間がいる...?
閉ざされた空間の中で疑心暗鬼となり、お互いのこと疑い始める。
終わりに
というわけで、『そして扉は閉ざされた』を紹介した。
核シェルターに閉じ込められた男女4人組がその場からの脱出を目指してて、過去の起きた事件の真相を暴いていくミステリー小説。
物語の最後には恐ろしい真実が明らかとなる。
彼らは無事脱出できるのか?
ハラハラとする緊張感のある展開が楽しめる作品となっている。
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