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今や国民の1割はヒューマノイドとなってしまっている『AIの遺電子』【漫画感想】

 

人類の夢…テクノロジーの結晶・ヒューマノイド。

人そっくりな見た目をした機械のロボットで、”彼ら”は人間社会に溶け込んでいる。

今や国民の1割はヒューマノイドとなってしまっていた。

そんな社会で生きる一人の人間・須堂は、悩めるヒューマノイド・AIたちを治療する医者である。

彼は、人間とヒューマノイドの間に起こる様々な摩擦を治していく。

近未来系ヒューマノイドSF医療物語で、オムニバス形式の作品となっている。

もしかしたら来るかもしれない未来が描かれた、考えさせられる漫画となっている。

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(出典:『AIの遺電子』)

 

「AIの遺電子」のここが面白い

社会に溶け込むヒューマノイドたち

人類はヒューマノイドを作ることに成功をした。

見た目は人間にそっくりで、人間のように泣いたり笑ったりとしながら、遊んで仕事をし、完全に社会に溶け込んでいる。

彼らは人間に受け入れられていて、誰もそのことに違和感を感じていない。

今や国民の1割はヒューマノイドとなってしまっていた。

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(出典:『AIの遺電子』)

 

AIを治療する医者・須堂

須堂はそんな社会に生きる医者である。

主な患者は、ヒューマノイドたちで彼らは様々な「悩み」や「病」を抱えて須堂の元へやってくる。

助手でヒューマノイドのリサと共に治療を行っていく。

彼らは優しさを持って、ヒューマノイドたちに接していく。

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(出典:『AIの遺電子』)

 

人間とヒューマノイドたちの物語

『AIの遺伝子』は、オムニバス形式で1巻の中に複数の読み切り漫画が掲載されている。

それぞれの話の中で、人間とヒューマノイドの間に様々なトラブルが起きていく。

ヒューマノイドを好きになるのは人間として自然なことなんだろうか?

無限の記憶能力は、妻の死を忘れてくれない...

子供を虐待してしまうヒューマノイドの治療法とは?

須堂は一歩引いたところから、彼らの悩みを聞いてトラブルの解決をしていくことになる。

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(出典:『AIの遺電子』)

 

終わりに

というわけで、オムニバス形式のSF漫画である『AIの遺電子』を紹介した。

ヒューマノイドと人間が共生する社会で物語が進んでいく。

医者の須堂は、ヒューマノイドと人間に起こる様々なトラブルを解決していくことになる。

『AIの遺電子』は、未来のことを考えさせられるようなSF漫画に興味がある人には、おすすめの作品となっている。

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(出典:『AIの遺電子』)

 

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