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「描く仕事」をしている漫画家の「隠し事」とは?『かくしごと』【漫画感想】

 

とある一組の父と娘がいた。

一見、普通の親子に見えるのだが、彼らにはとある”かくしごと”があった。

それは、父親である後藤可久士が、ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家であることであった。

一人娘の姫ちゃんには、普通の仕事であると伝えている。

そして、父親は姫ちゃんを溺愛していて、何にもましても最優先である。

下品な漫画を描いてる漫画家だなんて知られたら、もしかしたら娘に嫌われるのではないのか?

心配症の後藤先生が、アシスタントや編集者を巻き込んでドタバタな日々を送っていく。

「描く仕事」をしている漫画家の「隠し事」を描いたギャグ漫画となっている。

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(出典:『かくしごと』)

 

「かくしごと」のここが面白い

漫画家・後藤可久士

後藤可久士は、職業が漫画家である。

過去に「きんたましまし」といった、少し下品な漫画を描いていた。

娘が産まれたときに、自分が漫画家であるとバレて恥ずかしい思いをしてしまったことをきっかけにして、娘に漫画家であることを「かくしごと」にしていた。

家では普通の仕事をしていると伝えて、スーツで家を出るなどの偽造工作をおこなっている。

娘に仕事がバレないために、後藤先生はあらゆる手段を使って奮闘していくことになる。

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(出典:『かくしごと』)

 

一人娘・後藤姫

後藤可久士には、溺愛している一人娘の後藤姫がいた。

母親は家にいないために、二人暮らしをしていた。

小学生で、基本的にぼーっとしている、ちょっと変わった性格をしていて、父親の「かくしごと」は、一切疑っていない。

しかし、様々な事件をきっかけにして、姫ちゃんに仕事のことなどの秘密がバレそうになってしまうことになる。

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(出典:『かくしごと』)

 

アシスタントや編集者など愉快な仲間たち

後藤可久士の仕事は漫画家であり、漫画に関するネタが多く登場をしてくる。

アシスタント、編集者などで個性的なキャラクターたちが、後藤先生の気まぐれやドタバタ劇に巻き込まれていくことになる。

実際にいる漫画家を少し変えた、漫画家のキャラクターもでてくる。

彼らも、姫ちゃんに漫画家のことがバレないようにと細心の注意を払いながら、後藤先生との日々を過ごしていくことになる。

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(出典:『かくしごと』)

 

終わりに

というわけで、『かくしごと』を紹介した。

とある親子の「かくしごと」を題材にしたギャグ漫画である。

個性的な登場人物たちが、後藤先生の一人娘の姫ちゃんに仕事のことをバラさないためにドタバタ劇を繰り広げていく。

切れ味の鋭いギャグが魅力的な作品をなっている。

「描く仕事」をしている漫画家の「隠し事」を描いた漫画に興味がある人には、おすすめとなっている。

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(出典:『かくしごと』)

 

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