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奇妙な人形を”神様”と崇める閉ざされた村をめぐる物語『神様ドォルズ』【漫画感想】

 

故郷の村を後にして、東京で平穏な大学生活を送る匡平は、想いを寄せていた日々乃に告白しようとしていた。

だがその日、彼女と2人きりになったところで惨殺された遺体を見つけてしまう。

さらに帰宅途中、正体不明のモノに襲われた匡平。

これらの事件には、自分の故郷の村が大きく関わっていた。

過去の因縁を断ち切れない匡平の元へ、案山子と呼ばれる奇妙な人形を操る妹の詩緒が訪ねてきたところから物語は動き始める。

”神様”がいる村での戦いが描かれた漫画である。

全12巻で完結済み。

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(出典:『神様ドォルズ』)

 

「神様ドォルズ」のここが面白い

大学生・枸雅匡平

大学生の枸雅匡平は、現在は東京暮らしで、”空守村”出身である。

”空守村”は、外界から閉ざされている偏差的な村であって、この村には村人たちが守っている一つの秘密がある。

それは、村の中で神と崇められる「案山子」という名の人形がいることであった。

村の中に数体いる「案山子」は、「隻」の資格を持つ人間によって操られている。

「案山子」や「隻」には、普通の人間ではありえないほどの強い力を持っていた。

実は、過去に「隻」であった匡平は、その役目を捨てて東京へと引っ越していた。

しかし、村とは離れたはずの匡平の元で事件が起こる。

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(出典:『神様ドォルズ』)

 

惨殺された遺体

枸雅匡平は、村から解放されて当たり前のひ日常を過ごしているつもりだった。

同じ学部の学生の史場日々乃に恋をして、告白しようとしていた。

しかし、二人でエレベーターに乗ろうとしたところで、惨殺された死体を見つけてしまう。

この事件は、過去に村で匡平に起きてしまったことと深い関わりがあった。

ここから、”空守村”にまつわる因縁と戦っていくことになってしまう。

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(出典:『神様ドォルズ』)

 

「隻」の妹・枸雅詩緒

惨殺された遺体が発見された事件の中で、空守村に住んでいる妹の詩緒が訪ねてきた。

詩緒は、「隻」をやめた匡平の後を引き継いで、「隻」の仕事をこなしていくことになった。

そんな彼女が、本来であれば門外不出の「案山子」を引き連れて東京までやってきた。

空守村で、一体何が起きたのか?

奇妙な人形を神様だと崇める村をめぐる物語が紡がれる。

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(出典:『神様ドォルズ』)

 

終わりに

というわけで、『神様ドォルズ』を紹介した。

”空守村”をめぐる秘密が、匡平を襲ってくる。

「案山子」を操る「隻」たちの戦いを見ることができる作品である。

全12巻で完結済み。

『神様ドォルズ』は、閉ざされた村での”神様”の物語に興味がある人には、おすすめの漫画となっている。

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(出典:『神様ドォルズ』)

 

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