
時は2040年の日本・東京。
青年・怜人は命の危険がある難病に侵されしまった。
彼は、幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治す技術が未来で作られることに希望を持って睡眠をし続ける”コールドスリープ”する。
そして5年後、目覚めた怜人を待っていたのは99.9%の男が死滅し50億人の女性が生きる世界だった。
男は奪い合いの対象となる貴重な”資源”となってしまった。
怜人は数少ない男の1人として、ハーレムを形成して、この世界での人類の存亡をかけて強制的に子供を作らされることになる。
破滅した世界で世界の謎を解き明かすために奮闘していく、近未来エロティックサスペンス漫画となっている。
(出典:『終末のハーレム』)
「終末のハーレム」の世界観
「終末のハーレム」の世界では、男たちは全員が死んでしまっていたディストピアである。
運よく生き延びたのは、病を治すために”コールドスリープ”をされて冬眠状態だった片手の指で数えられるほどのごく少数の男だけである。
(出典:『終末のハーレム』)
主人公は、この生き残った男の1人である。
人類にとっての至上命題は、この男たちに何とかして子供を作らせることである。
男たちは、ハーレムを形成させられて、子作りをしていくことになる。
(出典:『終末のハーレム』)
主要登場人物たち
水原怜人(No.2)
水原怜人は、人類二番目の男として目覚めたため「No.2」と呼ばれている。
また、医学の研究者としての一面もある。
彼は、幼馴染の橘絵理紗に恋して、一途に思い続けていた。
コールドスリープから目覚めると、絵理紗はおらずにハーレムを作ることになる。
彼は、自分の愛を貫くのか、それとも誘惑に負けてしまうのか?
彼を中心にして、終末の世界で物語が進んでいく。
(出典:『終末のハーレム』)
橘絵理紗
橘絵理紗と水原怜人は、小中高に大学まで同じ学校に通っている幼馴染であり、怜人と同様に研究者をしている。
コールドスリープから目覚めた後の世界では消息不明となっている。
彼女は、この世界のとある秘密を知る人物として物語に関わっていく。
(出典:『終末のハーレム』)
周防美来
この世界で目覚めた男たちには、専属担当官と呼ばれる世話係の女性が1人ずつつく。
周防美来は、「No.2」水原怜人の担当官である。
橘絵理紗に非常に似た容姿をしている。
(出典:『終末のハーレム』)
火野恭司(No.1)
火野恭司は、この世界で初めて目覚めた男であり、「No.1」と呼ばれている。
男がいなくなった世界で、ハーレムの主として、この世界を満喫している。
数少ない男同士として、水原怜人と接触をしていく。
(出典:『終末のハーレム』)
火野恭司の専属担当官は、石動寧々子である。
恭司が生きやすいように、あらゆる面で彼の生活をサポートしている。
(出典:『終末のハーレム』)
土井翔太(No.3)
三番目に目覚めた「No.3」は、土井翔太である。
コールドスリープする前は高校生だった彼は、コールドスリープ後の世界でも高校に通うことになる。
もちろん、この世界での学校に通う男は土井翔太のみである。
彼は、高校で学生や先生たちとハーレムを形成していくことになる。
(出典:『終末のハーレム』)
土井翔太の専属担当官は、神谷花蓮である。
彼女はただの担当官ではなく、土井翔太を利用して、自分の野望を達成しようとしている。
非常に頭がキレるが、腹に一物ある少女で土井の人生を大きく変化させていく。
(出典:『終末のハーレム』)
ハーレムの女性たち
「No.1」「No.2」「No.3」...と、男たちは、それぞれが「1人の男」対「複数の女性たち」のハーレムを形成していく。
それぞれタイプや性格の違った様々な女性たちがでてきて、怜人を始めとする男たちを誘惑していくことになる。
男ごとにタイプの違ったハーレムがでてくる。
(出典:『終末のハーレム』)
(出典:『終末のハーレム』)
(出典:『終末のハーレム』)
(出典:『終末のハーレム』)
(出典:『終末のハーレム』)
おすすめポイント
不治の病「細胞硬化症」
怜人は「細胞硬化症」というその時点では不治の病にかかってしまった。
彼は、このままだと間違いなく死んでしまうのだが、コールドスリープによって、4、5年後の未来へと行けば、特効薬ができて助かる可能性があるとわかった。
彼は、幼馴染の絵理沙に別れを告げて眠りについた。
そして、怜人が目覚めると、そこは過去の世界とは一変してしまった、滅亡しかけた世界があった。
(出典:『終末のハーレム』)
終末の世界
「Male Killerウイルス」通称、男殺しウイルス。
怜人が眠っている間に、世界で猛威をふるったウイルスは、男のみを殺していき、99.9%の男が死滅してしまった。
「細胞硬化症」にかかった怜人は、コールドスリープのおかげで生き延びることができた。
男を失った世界は滅びかけてしまっている。
終末の世界で、怜人は生きていくことになる。
(出典:『終末のハーレム』)
男たちに任された唯一の仕事
世界は滅亡間近であったが、人類はまだ希望を捨てていなかった。
男たちには、新たな生命作りだす”子作りの仕事”を任されることになった。
求めれば、好きなだけの人数の女性が用意される”ハーレム”のが用意されている。
怜人も、この世界での人類の存亡をかけて強制的に子供を作らされることになる。
しかし、彼には想いを寄せる幼馴染・がいる。
愛を貫くのか、誘惑に負けてしまうのか。
50億人の女性が生きる世界で、怜人を始めとする男たちは女たちに”子作り”の誘惑に晒されていくことになる。
(出典:『終末のハーレム』)
作者の別の作品
この漫画は漫画家・宵野コタローと原作者・LINKによって描かれている。
原作者・LINKが描いた代表的な作品としては、同じシリーズの『終末のハーレム ファンタジア』がある。
終わりに
というわけで、滅びかけた世界での物語が描かれる『終末のハーレム』を紹介した。
「Male Killerウイルス」のせいで99.9%の男が死滅してしまった世界。
男たちは、人類を存続させるために”子作り”をする仕事を任されていくことになる。
同じ原作者による同じシリーズの『終末のハーレム ファンタジア』もある。
『終末のハーレム』は、破滅した世界で世界の謎を解き明かすために奮闘していく、近未来エロティックサスペンス漫画に興味がある人には、おすすめの作品となっている。
(出典:『終末のハーレム』)